10月19日以前の大瀬崎観察日記

10月31日 天気:晴れのち快晴 風向;北東 風力;1〜2

渡ったツミ6羽のうち4羽は肉眼では見えない高いところを飛んでいました。
今日に限ったことではないけど結構見落としがありそう。ハチクマの渡りは2羽でした。(出口)
写真は井上さん撮影です


写真:ウスバキトンボを捕らえて、空中で食うチゴハヤブサ(10月1日)


写真:大瀬山上空を旋回するチョウゲンボウ(9月18日)

10月29日

写真:大瀬山に飛来して西に渡ったミサゴ(10月4日)
ミサゴは一般的には留鳥、もしくは寒冷地の個体が冬期に温暖地に移動する漂鳥である。
ところが、大瀬山で観察しているとハチクマと同じ方向に渡っていく個体を、ごく少数であるが観察す
ることができる。渡る個体は、地付きのミサゴとは飛翔の様子が明確に異なるので、それとわかること
が多い。(井上)



写真:サンマをつかんで飛翔する、地付きのミサゴ(9月18日)
足につかんでいるのはサンマである。
サンマは北海域の魚と思っていたが、出口さんに聞くと玉之浦湾にはたくさん泳いでいるそうだ。
ただし、脂がのっていないのでまずくて、漁師は獲らない「猫マタギ」だそうな・・・!(井上)



10月28日 天気:快晴一時晴れ 風向;北→北西 風力;1〜2

大瀬山では午後に、アカハラダカの群れが飛来し観察できることがある。
ただし、早朝に渡る様子は、飛び立つ場所がハチクマと異なるので、富江町か鬼岳に行かないと観察で
きない。(井上)


写真:アカハラダカ(10月3日)


アカハラダカの群れ(9月25日)


アカハラダカの群れ(9月25日)


アカハラダカの群れ(9月25日)

10月27日

ハチクマは年齢、性別による個体変化とともに、体色の変化もさまざまなので撮影が楽しい。
なお、大瀬山は成鳥個体の飛来が多く、撮影が容易なのも特徴だ。(井上)


写真:ハチクマ・♀(10月1日)


写真:ハチクマ・♀(9月25日)


写真:ハチクマ・♂(9月27日)


写真:ハチクマ・幼鳥(9月28日)

10月26日 天気:雨のち曇り時々晴れ 風向;北西→北東→北西 風力;1→5


朝、大瀬山についたとたん降雨。やんでから観察開始。その後霧が出て視界が100mくらいになりま
したが、30分程で霧もとれ、あとは晴れたり曇ったりの天気でした。
ハチクマは1羽でましたが、渡りませんでした。ハチクマの終認は去年は10月26日、2005年は
11月10日でしたが、今年はいつになるのでしょうか?
今日は大瀬山では2年ぶりのコミミズク1羽、秋には珍しいシマノジコ♀1羽を観察。(出口)

10月24日 天気:快晴一時晴れ 風向;北東→東→南東 風力;2


渡りはなかったけど、大瀬山上空で同時に7種類のタカ、ハヤブサが飛んだりして楽しい1日でした。
イカル、コクマルガラス初認。(出口)

10月23日 天気:曇りのち晴れ 風向;北東→北西 風力;3→1→2


ハチクマの渡りはなんとか10羽をキープ。すべて幼鳥でした。
初めての渡りなのに迷うことなく海上に飛び出していくのは、いつ見ても不思議です。
オオタカは3個体現れて、1羽はハチクマとほぼ同じ方向に出て行きました。(出口)

10月21日

午後に飛来したハチクマは、島内の林で休息する。
15時ごろから島内の斜面を探せば、スギ頂部や照葉樹林の横枝にとまっているハチクマを見つけること
は容易だ。(井上)


写真:スギ頂部にとまる、ねぐら入り前のハチクマ♂(9月27日)


写真:大瀬山の東斜面に降下して枯れ木にとまるハチクマ♀(9月27日)


写真:スギ頂部にとまるハチクマ♂(9月27日)


写真:照葉樹林の横枝にとまるハチクマ♀(9月27日)

10月20日 天気:晴れ  風向:北西 風力:6→5


朝は柔らかい葉がちぎれる程の北西の強く冷たい風が吹き、寒さよけにカッパを着ての観察。
風で倒されそうなので望遠双眼は女神像の台座のかげに避難。
ハチクマが出た後は、ハヤブサがたまに飛ぶくらいで、小鳥も少なく暇な日でした。
それにしても寒かった。1ヶ月前の暑さがうそのよう。(出口)

写真は井上さん撮影です。


写真:大瀬山上空を旋回したのち北西方向に渡るハチクマの群れ(9月22日)


写真:西方へ渡るハチクマの群れ・見送る後姿(9月25日)


写真:月を背景に西へ渡るハチクマの群れ(9月28日)